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アルトシューラと同年生まれのTRIZの弟子であり、旧ソ連邦で実績のある半導体技術者として彼を支えた盟友でもあるヴォリュスラーフ・ウラジーミロヴィッチ・ミトロファーノフさんが9月18日に亡くなりました。
ミトロファーノフさんは1928年生まれ。1960年から約40年間ロシアのレニングラード、現在のサンクトペテルブルクに現在もある同国最高水準の電子産業企業「スヴェトラーナ」で勤務し、一作業者から特殊設計技術部の技師長、同企業の半導体設計副技師長にまで上り詰めたソ連・ロシアの大産業技術者の一人です。その一方で1973年同じサンクトペテルブルグにTRIZに基づくボランタリーベースの発明学校を開設しました。同校はウラジーミル・ゲラシモフ、オレーグ・ゲラシモフ、ボリース・ズローチン、ヴァレンチーン・クリャーチコ、アレクサンダー・キースロフ、サイモン・リトヴィーン、ウラジーミル・ペトローフなど現在まで活躍する数多くのTRIZマスターを輩出しています。ミトロファーノフさんはまた、アルトシューラ没後ご自身が一線から引退されるまで国際TRIZ協会の会長を勤められました。
本件についてはMATRIZのサイトにも、当然、ニュースが掲載されています。本日の世界のTRIZコミュニティーのサイトはこのニュースに沈み込んでいる様子です。(下の写真は、壮年期のミトロファーノフさんの勇姿です。 http://www.metodolog.ru のご好意により転載させて頂きました。)
MATRIZのサイトの「MATRIZ News」のページもご覧ください。MATRIZ(国際TRIZ協会)による公式アナウンス等が掲載されています。