このセクションではTRIZを使い始める入門として利用していただきたい資料を紹介します。
使いながらTRIZを身につけるには「今日から使えるTRIZ 16ステップ」をお勧めします。ただし、ある程度使っていただいたらこのサイトの他の資料にも一通り目を通していただきたいと思います。
「ファンタジーの星の下での一ヶ月」「40の発明原理適用例」「思考ツールとしての「理想性」の使い方」はTRIZが持っている特徴的な方法の使い方をわかりやすく紹介する資料です。このグループの資料は更に充実させて行きたいと考えています。
「思考プロセスの三つの段階」は難しい問題を解決する思考のプロセスについて考えていただく目的でここに含めました。
このプロセスはTRIZが利用している思考技術の中で最も特徴的な、「理想」「矛盾」「進化のパターン(ここでは発明原理という形で)」「資源」を実践の中で活用していただく目的で、管理人が開発したものです。
ぜひ実際に使ってみていただきたく思います。
使ってみた感想などを「お問い合わせ」ページからお寄せいただけると幸いです。
B.ズローチンとA.ズスマンのTRIZマスターコンビが書いた “Месяц под звездами фантазии: Школа развития творческого воображения” (直訳すると、ファンタジーの星の下でのひと月:創造的イメージ開発クラス)の本文の一部を紹介します。ソ連時代のモルダビア(現在のモルドヴァ)を舞台として30日間のサマースクールで中学生にTRIZの核心を教える小説仕立ての入門書です。1988年に出版され旧ソ連で数万部売れた原書を、昨年以降著者自身が改訂している内容を逐次翻訳してゆきたいと思います。
楽しみながらTRIZの考え方を学んで頂ける読み物です。TRIZに触れたことのない人にも、TRIZの基礎知識を持っている人にも楽しんで頂けると思います。
A.S.トカレフの論文。
「40の発明原理」(このサイトではゲンリフ・アルトシューラが使ったロシア語を直訳して「技術的矛盾除去の模範的方法」として掲示しています)のすべての「原理」を、同一の問題に一つ一つ適用して解決策を導き出す試みです。
日本で、あるいはおそらくは世界中でもっともよく知られたTRIZの要素である40の発明原理の使い方を学ぶための教材としてここに含めました。
モスクワの大学で様々な分野の学問に携わる教師が協力して執筆した20章からなるTRIZ教科書の第4章の全訳です。20回の授業を想定して書かれていますので、ここに紹介する「理想性」の使い方は一回分の授業に相当する内容です。
アレクサンドル・クドゥリャフツェフが運営するロシア語のTRIZサイト「Metadolog」に教科書の前文と20章中10章を掲載しており、その第4章の部分を原文としました。
TRIZについてのアルトシューラの処女論文は、新しい物のアイデアを創り出すという思考行為が種類の異なる複数の思考活動から成り立っていることについての指摘から始まっています。
そこで紹介された分析段階、操作段階および総合段階
という三つの段階について例を挙げて解説した(当サイト管理人による)文章です。
忘れられがちなTRIZの原点の1つに着目して頂くという意味でのTRIZ入門です。