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TRIZfest-2014についての新しいお知らせです。
(以下、英語版PDF/ロシア語版PDFからの翻訳です——日本語ページ管理人)
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理論とアプリケーション
TRIZコミュニティの皆さん
すでにお知らせした通り、TRIZfest-2014は本年9月4日から6日まで、チェコ共和国のプラハで開催されます。また、恒例のように、大会に先立って9月3日にはTRIZ開発者サミットが行われます(詳細は次のサイトをご覧ください:www.triz-summit.ru)。大会プログラムは、基調講演、科学部門・実践部門のそれぞれの論文に基づく発表、TRIZマスター認定委員会のセッション(ここでTRIZマスター認定のための公開論文審査が行われます)で構成されます。
大会組織委員会のメンバーは以下の通りです:
TRIZfest-2014の現時点での暫定的なスケジュールは以下の通りです:
現在のところ次の二名の方に基調講演をしていただくことが決定しています:
ヴァル・ツーリコフ博士はそのキャリアを通じて、独自のAIエンジンと様々な領域にわたる知識のデータベースの開発に基づき、創造の自動化に関する研究をなさっておいでです。博士はミンスク情報大学にてコンピュータ科学の修士号を、モスクワ通信情報技術大学にて博士号を取得されました。
その後、インペリアル・カレッジ・ロンドンにて先端AI技術を学ばれ、1987年にはミンスク情報大学にAI研究室を創設されました。その博士論文の中で、ツーリコフ博士は技術の分野において新しいアイデアを生み出すことのできる新しいAIシステム、パルサーを提案されています。このシステムはインベンション・マシーン研究所の基礎となりました。同研究所は1989年に博士が教え子たちとともにミンスクに設立した会社です。この会社は急成長を遂げ、博士は1992年に事業の拠点をボストンに移し、インベンション・マシーン・コーポレーション (IMCorp) を設立しました。博士はこの会社で2001年まで、CEOおよびCTOをつとめられました。博士のリーダーシップのもとでこの新しい会社はスミス・バーニー(後のシティ・グループ)、インテル・キャピタル、モトローラ、そしてフランスの企業ダッソー・システムズの四社から出資を得ることができました。この会社でいくつかのAIソフトウェア・システムが開発され、世界をリードするテクノロジー企業、モトローラ、インテル、ゼロックス、GE、ボーイング、NASA、P&G、ユニリーバ、SAAB、ホンダ、BMW、フェラーリ、サムスンなどで採用されました。また、AIシステムの日本企業への普及を目的として、三菱総研との間で数億円規模の契約が締結されました。IMソフトウェアの最初のバージョンはTRIZと機能分析に基づいて開発されました。2000年にはIMCはセマンティック・エンジンを、あらゆるテキストを意味論的に結びつけることによって、あらゆる領域において創造的解決策をユーザーに提供することのできる純粋なAIエンジンとして発表しました。
2001年に博士は、ホワイト・スパローというコードネームをつけられた、自動的に投資戦略をたてるためのAIテクノロジーの開発に着手しました。この新しいテクノロジーは現在、実施段階に入っています。博士は現在、Predizo LLCのチーフAI設計者として、映画の脚本、写真や画像イメージの編集など、アートの分野の創造のコンピュータ化のためのAIプラットフォームの開発に携わっています。博士は創造の自動化とセマンティック・インテリジェンスに関する複数の合衆国および国際特許を取得しています。博士の革新的アイデアはニューヨークタイムズ、ウォールストリートジャーナル、ビジネスウィークでも取り上げられました。1998年にはフォーチュン誌において、合衆国の製造業のヒーローとして名前が挙げられました。
マシン博士(1962年生まれ)は産業技術研究所(Institutprůmyslového inženyrství、生産性の向上・リーン生産方式を主に研究)の共同設立者・オーナーであり、創造革新研究所(Intitut kreativity a inovací、革新技術、体系的創造、TRIZおよび知的財産を主に研究)の講師を務めています。博士はコンサルタント、講師、監査役として活躍されています。博士はまた、リベレツ技術大学において革新技術の分野の客員教授も努めておいでです。
博士はそのキャリアを機械の現場でスタートされました。1986年にリベレツ技術大学において機械工学の修士号を取得。1993年にリベレツ技術大学において博士号を取得の後、シュコダ・オートの生産技術部門に就職されました。1995年に生産技術研究所 (Institut prumysloveho inzenyrstvi s.r.o.) を設立し、同研究所で主任コンサルタントおよびプロジェクト・マネージャーを務められました。博士は生産技術(古典的なものから最新のものまで)やリーン生産方式に着目され、主に機械工学および自動車産業(例えばコンチネンタル、ジョンソンコントロールズ、フォード、マグナ、デュラ・オートモーティヴ、ジーメンス、ブラック・アンド・デッカー、ティコ・エレクトロニックス、リーターなど)の企業をクライアントとした多くのプロジェクトで活動されています。博士のご専門は仕事の標準化、総合生産管理、生産システムの開発、リーン生産方式の導入、現場レベルにおけるの体系的創造技術の指導・促進です(セルゲイ・イコヴェンコ博士、ワレーリ・スーチコフ博士、セルゲイ・ログヴィーノフ博士の指導により、MATRIZのレベル2の専門家認定を受けています)。マシン博士はこれまでに生産技術や革新技術に関する12冊の書籍と4冊の大学教科書を著わされています(チェコ語)。博士はまた、IIE、SME、ARID、ETRIAのメンバーでもあります。アカデミックなレベルにおいては、マシン博士はジリンスカ大学(スロヴァキア)の客員教授であり、機械工学学部の学術評議会や博士課程委員会のメンバーです。博士は革新技術の分野でご研究を続けてこられ、深い学識をお持ちです。現在は「ミクロ・レベルにおける革新技術の方法」と題したご研究の出版準備をされています。
お二方の基調講演はともに、洞察に満ちたものとなることでしょう。近日中に、残る二つの基調講演についてもご案内いたします。
上記の日程はあくまで暫定的な物で、変更される可能性があります。当ウェブサイトのTRIZfest-2014のページに最新の情報を随時掲載しますので、定期的にご確認ください。
残念ながらTRIZfest-2014の会場近くに参加者全員が宿泊できるホテルを確保するのは難しいため、下記のウェブサイトをご覧いただき、そこで紹介されているプラハ市内のホテルの中から宿泊されるホテルをお選びください。
TRIZfest-2014につきましては、TRIZfest-2014のページもご確認ください。
(英語ページ / ロシア語ページ)
TRIZfest-2014組織委員会
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